鴨宮塾長 人生放談 「こころの語らい」
       塾長と触れ合った人々から寄せられたメールの一部をご紹介します。

メール交換日誌  @

☆ 苦とは、思うがままにならないこと!  

■塾長へ (往)

○○の○○○○です。顔、浮かびましたでしょうか?

政治浄化活動が終わった翌日より39℃の熱を出して、昨日まで仕事等(15日のお盆法要には行って参りました)を休んでおりました。

毎日、本当に暑くて、講師さんはお体お変わりありませんでしょうか?

過去3回、“思考軸”ということでいろいろな角度で講義を受けてまいりましたが、日々難しいことばかりで、今の自分の気持ちを味わってみたり、どうしたらよいのかと考えてみたり、結果が出ないと「人生は苦なり」と結論づけてみたり、これでよいのかナ?と悩みもしたり、わけのわからない日々を送っております。

また、来週(次回)の講義を聞いて、ほんの少しでも成長できる自分に出会えることを楽しみにしています。

では、またお逢いできることを楽しみにしております。  合掌

 

2004716        ○○ ○○より

 

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■ 塾長より  (復)

 

○○ ○○さま

 本当に暑い日が続きますね。毎晩、クーラーをつけっぱなしで寝ています。

そのせいでしょうか、ちょっと風邪気味になったことがありましたが、市販の薬で治りました。

 

 ○○からは、六名の参加者が居られますので、どの人かなー、、、

今のところ、ピンボケの状態です。

どんな話(質問、発表)をした○○です、と言って頂くと、もう少しピントが合うのかもしれません。

顔は覚えていなくても、どんな人生を生きてこられたかということについては、忘れません。

 

 私たちが「教え」を学ぶのは、毎日の生活に生かすためだと思っています。

信仰するのは、人生を豊かにするためだと思います。

苦しみや迷いや悩みが沢山ある人こそ、「豊かな人」ではないでしょうか。

 

「苦」という言葉の原語(パーリ語)は、「ドゥッカ」というのだそうです。

これは「苦しい」という意味ではなく、「思うがままにならない」というのが本当の意味だそうです。

「生・老・病・死」等、、、、「四苦八苦」は、みんな「思うがままにならない」のです。

 

 思うがままにならないことを、自分の思うがままにしようとするから、苦しみが生まれるのです。

それが「ドゥッカ」(苦)の意味だそうです。

 

 私たちは「結果」を出そうとして「努力」します。

しかし、その「結果」とは、自分にとって「都合の好いこと」ですね。

「四苦八苦」という「思うがままにならない」ことを、思うがままにしようと

することを「努力」というのです。

努力することは、無駄のようです。無駄な努力とよく言いますよね。

 

 「努力」はしないで「精進」をしましょうよ!

「精進」とは、思うがままにならないことを、思うがままにしようとしないことです。

ただ、できるだけの事をやらせていただく。

思うがままにしようとしないで励むことです。

精一杯、目の前にあることに突き進むことです。

 

 不幸な人は、幸せになろうとして一所懸命に「無駄な努力」をしてしまうのです。

現在の状態がどうであれ、今の現状に感謝(肯定)している人が「精進」できるのです。

つまり、私たちは、幸せだから「精進」できるのです。

 

 次回の「学習会」での「テーマ」を頂いたようです。

横浜普門館でお会いするのを楽しみにしています。     合掌  

 

2004718日    鴨宮 弘幸  拝 


人生放談(心の語らい)/ メール交換日誌  A

☆ 変えられるのは自分だけ!…「相・性・作の一致」 

■塾長へ (往) 

こんにちは。○○のK.Yです。

前回の学習会で鴨宮講師さんから「努力をしなくていいから精進して下さい!」と言って頂いたお言葉が、心に突き刺さっています。

私は自分が都合よく日々暮らしていくために教えをつかっていると実感しました。久遠のご本仏様が私に「法華経にそった生き方をしなさい」と巡り逢わせてくださった。(私はそう思っているのですが)

自ら命を絶とうとした21歳の、3歳のお子さんを持つお嬢さんから泣きながら電話が入りました。保育園の保母さんから、お子さんが情緒不安定でお友達と上手くかかわりが持てず一人でいる事が多い、と言われたそうです。

家で二人でいると虐待してしまい、「ママは嫌い!」と言われている。

パニック症候群の発作が多く起きるようになっちゃって、どう子どもを育てていいかわからない。

主人に「しっかりしろよ!」と言われ、がんばろうと思うと発作が起きちゃうの。「K.Yさん助けて!」と言うのです。

鴨宮講師さん、私はどう触れ合ってあげたら、どんな言葉をかけてあげたらいいのでしょうか?

気持ちをいっぱい聴いてあげることしかできませんでした。

「Mちゃん、自分をそんなに責めないで。一人で子育てがんばらなくていいからね。おじいちゃんやおばあちゃんやご主人や周りの人に力を借りよう。保育園の先生だって力を貸してくれるよ。おばちゃんもいつだって飛んで行ってあげるから。Mちゃんはいいお母さんだよ。Rちゃんの事いっぱい心配しているもの。今はゆっくり病気を治す事を考えようね。」

それだけしか言えませんでした。

鴨宮講師さん、とっても心が重いです。Mちゃんの話を私がいっぱい聴いてもMちゃんは幸せになるとは思わないんです。

でも、Mちゃんには幸せになってもらいたい!

命は90l助からないといわれたMちゃんが、仏さまから頂いた命なのだから輝いて生きて行ってもらいたいんです。

 

2004.7.29  合掌   鴨宮講師様           ○○ K.Y.

 

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■ 塾長より (復)

 K.Y. 様

 お早うございます。返事が遅くなってごめんなさい。
昨日まで、中国の東北地方である大連市と吉林市ヘ行っていました。
民間人による日中文化交流を目的としたツアーです。
四泊五日の短い旅行でしたが、楽しくて有意義な旅でした。
大連市の開発区では、民間による文化交流は初めての開催だそうです。
そのためか、テレビや新聞にも報道されました。

中国の改革・変化のスピードの速さにビックリしました。
横浜の街を歩いているのではないかと、錯覚するほどです。
それと、若者が多く、活気がありエネルギッシュでした。
若者のファッションは東京と変わらないです。

 さて、「Mちゃん」という人のことですが、私たちはお医者さんではないので病気を治してあげることは出来ませんよね。
しかし、治すことは出来なくても「救う」ことはできると思います。
もっと厳密に言えば、救う「縁」になれるのです。
病気を治す場合でも、最終的にはお医者さんでもなく、薬でもないのです。
病気を治すのは、患者さん自身だからです。

健康な人は、病気を「いやなこと」と思い込みがちです。
健常者は、障害者を「かわいそうな人」と思いがちです。
裕福な人は、貧乏人を「みじめな人」と考えがちです。
果たしてそうなのでしょうか?

「嫌なこと」・「可哀想な人」・「惨めな人」と見ている〈私〉でいるかぎり、
相手に対して「善縁」になることは出来ないと思います。
良かれと思って、「ああしなさい・こうしなさい」と言ってそれが実践できるのであれば、とっくに問題は解決しているはずです。
現象を変えようとしている限り、「救い」はないと思いますよ。
貴女がおっしゃるとおり「自分の心は重く・暗くなるばかり」ではないでしょうか。

「仏さまから頂いた『命』なのだから」と言っておられますが、仏様からいただいた「いのち」ならば、仏様にお任せすればいいのではないですか。
どんな言葉をかければよいのか、どんな行為をしてあげればよいのか、、、、
正解は、私にもわかりません。
「誠心誠意」、真心を持って触れ合うことしかないと思います。

「輝いて生きて行ってもらいたい」というお気持ちはよくわかります。
精一杯、一所懸命、必死に生きている姿は『輝いている』と思うのですが!!!
「悲心」は大切な「こころ」です。しかし、「メソメソ」しているものではありません。

何を言ってあげるか、何をしてあげるか、という『作』に解答を求めるよりも
その人の縁になった時の自分の『相』と『性』は、如何にあるべきかを思考すべきです。
相手ではなく、自分の「相と性」を吟味すべきです。
そうすれば自然に「何を言うべきか」・「如何になすべきか」は、出てくるのです。
それが、仏さまから頂いた「智慧」に基づいた解答なのです。

気持ちをいっぱい聴いてあげられて好かったですね。
明るい顔(相)と優しい心(性)で触れ合いましょう。
一瞬一瞬の触れ合いに「救い」があるのです。

K.Y.さんの「ご精進」と「ご健勝」を祈念いたします。     合掌

       平成16年 7月31日   鴨宮 弘幸  拝

 

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■塾長へ (往) 

 

鴨宮講師さん、温かなお返事ありがとうございます。

m(_ _)m メールを送らせて頂いてから、講師さんは中国にいらしている事を思い出しました。

お忙しいのにお返事を下さり、嬉しくて涙がこぼれました。

Mちゃんの事ですが、つらい気持ちをご主人やお母さんに話せたそうです。「気持ちがわからなくてごめんね」と、ご主人が抱きしめてくれたそうです。

お母さんも一緒に精神科に付いて来てくれて、時間外保育をお願いしに行ってくれて、毎日6時までRちゃんを預かってもらえるようになったと報告してくれました。

「おばちゃん、Mの親友になってくれる? おばちゃんに巡り逢ってほんとによかった」と言ってくれました。

講師さん、Mちゃんは『自分の命を精一杯輝かして生きている』ってわかりました! SOSの電話もがんばって生きている証拠ですよね。Mちゃんは私と出会った事を喜んでくれているのに、私は何かをして上げなければと思っている。

これじゃあ、講師さんがおっしゃるように、「善縁」は結べないと本当に思います。

そして『救い』は自分自身の中にある事を、私の方がMちゃんと鴨宮講師さんから教えて頂きました。

出会っている今を大切にします。私にできる事を見つけました。

Mちゃんの幸せを祈る事。100匹目の猿の1匹になって祈りを届けたいと思います。

鴨宮講師さんに巡り逢えた事も、Mちゃんに巡り逢えた事も大切に、生きて行こうと思います。

そして、大恩師が残してくださった御教え〔法華経〕を、この身を通して学んでいきたいです!!

9月の学習会で、またたくさんの事を教えて頂けることを楽しみにしています。

暑い日が続いていますが、お身体を大切にお過ごしください。

 

合掌  ◇ ○○  K.Y .◇    2004. 7. 31.


人生放談(心の語らい)/ メール交換日誌  B

☆ 人生の味はいろいろ・・・甘味・辛味・苦味・渋味etc.・・・

■塾長へ (往) 

暑い夏も少し涼しくなって、過ごしやすくなってきましたね。お元気ですか? 毎日、忙しいだけがとりえのような私は、最近、肩こりのひどさでマッサージに通うようになりました。だから調子いいです。

春先より、長男(まだ21歳)の無計画な子どもができたための入籍。

7月には主人の失業、そして長男の怪我(仕事中、上司の暴力で)、そして主人が交通事故。今月は私の父が転んで顔を強打入院…と、次から次へと私にとっては不都合な事ばかりです。

こんな事を次々と経験して、私の「容を大きくしなさい」という仏さまの投げ掛けなのでしょうか?

なんで私ばかりなのでしょうか? なんでこんな思い(困る事ばかりで)をしなければならないのか、と思ってしまいます。

精進していくこと、菩薩行をしていくことが、つくづく大切だと思います。
また次回のお勉強を通して学びたいと思います。 合掌

 

   2004.8.26.     ○○ ○○より

 

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■塾長より (復) 

○○ ○○さま

 涼しくなりましたね。過ごし易くなりました。
よく眠れると思ったらやっぱり眠れません。
オリンピックのせいです。
日本の青年男女の活躍に感動をしています。
中年のおじさんの活躍もありましたね。

 時間が在るようでないものです。なんとなく私もあたふたと忙しくしています。
「忙しい」という字は、「心」を「亡くす」と書きますが、心は亡くしたくないですね。

シッカリと己の心は見詰めていたいですね。
心の動きを、ありのままに把握していたいです。
ありのままに、己の心の動きを見詰める勇気を持ちましょう。
「良い心、悪い心」と分別(分類・分析)しないことです。
素直に今の自分の「こころ」の状態を知る(認識する)ことです。

地獄界、餓鬼界、畜生界、修羅界、人間界、天上界(六道)のどの世界に住しているのか?
まず知ることです。認識することです。

ご主人や長男さんやお父さんに起こった現象を「縁」にして、わたしの心はどの世界に居るのか?
「無計画な子供ができた」、「ご主人が失業した」、「長男が怪我をした」、「お父さんが入院した」・・・
それらの現象に出会った時に自分の心に起こった気持ちは?
どんな「こころ」が動いたのでしょう・・・

どんな心が動いたとしても恥ずかしいことはありません。
私たちは、毎日毎日「六道の世界」を行ったり来たりしているのです。
人間なら誰でも「六道を輪廻」しているのです。

瞬間、瞬間に起こる心の動きをありのままに観る。それが「内省」です。
それを繰り返し 繰り返し、実践することによって、己の心が「広く、深く、大きく」なるのです。
大きな「器」の人間になれるのです。

人生の味は、甘いだけではありませんよね。
辛味(からみ)、渋味(しぶみ)、苦味(にがみ)、酢っぱ味、etc.
いろいろな味があって美味しいのではありませんか?
「人生いろいろ」です。・・・ 最近は、評判の良くない言葉ですが・・・

味わい深い人生を送りたいですね。  
横浜普門館でお会いすることを楽しみにしています。  合掌

   2004.8.27.    
鴨宮 弘幸  拝